銀食器(銀メッキされた洋食器)の買取り
強い抗菌作用があり、見た目も美しい銀を使った食器=銀食器もよくお持込いただける商品です。 銀食器の歴史は古く、紀元前200年の古代ローマで既に使われていたそうです。もちろん、その当時でも大変高価なものですので、手にできたのは上級階級の一握りだったようですが。 現在、一般的に普及している銀色の食器の多くはステンレス製ですが、高級食器の中には銀を使った食器=銀食器も存在します。 ただ、技術が進んだ現代では純銀製の銀食器はかなり少なく、銀食器と呼ばれるその多くがステンレスや洋白などで作った食器に銀メッキを施したものです。
食器の母材として使われる金属には洋白(洋銀)やステンレスがあります。
食器としてではなく、金属リサイクル目的での買取りですので、食器として使えなくなっているものでも問題なく買取り可能ですが 銀メッキされた食器の買取り価格は母材によって価値が決まります。 詳細は弊社営業までご連絡ください。
食器が純銀製であるかどうかを調べるのは大変困難ですが、弊社には金属分析器がございますのですぐに調べることが可能です。 その際、対象の商品の表面を削る必要がございますので、その点はご了承ください。
複数の母材で作られた食器に注意!
これは銀メッキの食器に限らず、どの食器にも有り得る話なのですが、柄の部分と先の部分などで母材が違う食器には注意が必要です。
ナイフなどに多いのですが、柄の部分は洋白やステンレス製ですが先(刃の部分)はスチール製、といった具合に母材を分けて作ったものを接合したものが存在します。 この場合は雑品扱い、もしくは取り扱いできかねます。
このように、接合部がわかりやすい例ならばよいのですが、食器は見た目が重要視される為にこの点を上手く隠したものも多く、見落とされてしまうケースがあります。
また、こういった複数の母材からなる食器には、その中心に芯となる素材が使われているケースも多くみられます。
芯のある食器はこの芯を取り除くリサイクル加工が困難な為、商品価値を大きく落としてしまう結果になります。
銀食器(銀の洋食器)の「E.P.N.S.」とは?
E.P.N.S.とは「Electro Plated Nickel Silver」の頭文字で、日本語に翻訳すると「電気めっきされた洋白」となります。 この刻印が施されている銀食器は銀メッキである可能性が大変高くなります。
銀食器(銀の洋食器)の黒ずみについて
銀食器(銀の洋食器)は、清潔な場所に保管していても黒ずんでしまうことがあります。 酸化(さんか)ではなく、硫化(りゅうか)によるものです。
硫化とは、硫黄(硫黄)と結び付くことですが、硫黄はゴム製品、接着剤、化粧品、洗剤、たまご、玉ネギ等、様々なところから発生します。
銀が硫化し硫化銀になると黄色くなり、硫化銀が厚くなると茶色になり、そして黒くなります。
黒くなるのを「古色(こしょく)」と言い、古びた趣がいいという感じ方もありますが、銀食器は口にするものですから、キレイな方がいいでしょう。
なお、大畑商事による銀食器(銀の洋食器)の扱いは、銀等の「金属リサイクル」ですから、黒ずんでいても買取りが可能です。