アルミサッシの中に異材(鉄)が入っているものは、容易に取り外しができませんので、アルミとしては取り扱えません。ものによっては荷受けできませんのでご注意ください。
通常のアルミサッシに比べて鉄が入っているためかなりの重量感があることが特徴です。
![アルミサッシの中に鉄の例①](_data/_contents/img/sash/iron_ng1.jpg)
![アルミサッシの中に鉄の例②](_data/_contents/img/sash/iron_ng2.jpg)
アルミサッシの買取り
アルミサッシは、窓枠に使用されているアルミニウムのことであり、アルミニウムリサイクルのために、アルミサッシを買取っています。 アルミニウムといってもアルミ単体でできている製品は少なく、多くは合金であり、アルミサッシに使われているアルミニウムは「6063」略して「63(ロクサン)」と呼ばれています。 アルミニウムは軽く、軟らかく、展性(のびる)が高く加工が楽なため、アルミサッシ以外にも、自動車のアルミホイール、自転車のリム、アルミ支柱、アルミ鍋、アルミ飲料缶、機械部品、アルミラジエーター等、身の回りで広く使用されています。
![ガラスの回りの窓枠がアルミサッシ](_data/_contents/img/sash/001.jpg)
![アルミは軽いので窓枠に適する](_data/_contents/img/sash/002.jpg)
![集まってきたアルミサッシの山](_data/_contents/img/sash/003.jpg)
![選別後の「アルミサッシ付物無し」](_data/_contents/img/sash/004.jpg)
リフォーム業者様や、解体業者様がお持込みにになられることが多いスクラップです。
アルミサッシの付物(ダスト)
アルミサッシは窓枠ですから、アルミニウムだけでできているわけではなく、鉄やステンレス等のビス(ネジやクギ)、プラスチック、鍵部分、ゴム(防水用)等のアルミニウム「以外」の付物(ダスト)が付いています。 一見、付物(ダスト)はそれほどないように見えますが、細かく見ると色々付いています。
![アルミサッシの中間にあるプラスチックとネジ](_data/_contents/img/sash/010.jpg)
![アルミサッシの端にあるプラスチックとネジ](_data/_contents/img/sash/011.jpg)
![タイヤ(戸車)](_data/_contents/img/sash/012.jpg)
![アルミサッシの端にあるプラスチック](_data/_contents/img/sash/013.jpg)
![アルミサッシのカギ](_data/_contents/img/sash/018.jpg)
![アルミサッシの端にあるプラスチックとネジ](_data/_contents/img/sash/014.jpg)
![細かく見ると付物(ダスト)が付いている](_data/_contents/img/sash/015.jpg)
![ネジ](_data/_contents/img/sash/016.jpg)
![プラスチック](_data/_contents/img/sash/017.jpg)
これらダストが付いているアルミサッシを「アルミサッシ 付物有り」と呼び、ダストを除去し、アルミニウムだけにしたものを「アルミサッシ 付物無し」と呼んでいます。 アルミサッシを集める目的はアルミニウムの金属リサイクルですので、これらの付物はないのが好ましく、「アルミサッシ 付物有り」の買取価格は「アルミサッシ 付物無し」よりも低くなります。
ダスト(付物)の除去
手間は掛りますが「アルミサッシ 付物有り」のダスト(付物)を除去することで「アルミサッシ 付物無し」とすることができ、買取価格を上げることができます。 ドライバー等で除去するのも手ですが、アルミニウムの柔らかいという性質を利用し、切り落としてしまうのも手です。
![ドライバーでプラスチックを除去](_data/_contents/img/sash/020.jpg)
![鉄が付いているので切る!](_data/_contents/img/sash/021.jpg)
![切れた](_data/_contents/img/sash/022.jpg)
![高速切断機があれば便利(スクラップ業には必須アイテム?)](_data/_contents/img/sash/023.jpg)
但し、ダスト(付物)除去の作業代(人件費等)をその作業で上げた買取価格上昇分を上回ってしまっては、除去する意味がなくなってしまいます。 特にアルミニウムは軽いため、作業量の割には重量を作り出すことが困難です。 割に合わないと判断されるようでしたら、スパッと諦めて「アルミサッシ 付物有り」のまま持ち込んでください。 ダスト除去に集中するよりも、新たな金属スクラップを集めるのに集中する方が良い結果となる場合もあります。
アルミニウム
大畑商事の現場でも、アルミサッシの分類及びダスト除去作業を行っています。
![アルミサッシ 付物無し](_data/_contents/img/sash/030.jpg)
![斜めから見たところ](_data/_contents/img/sash/031.jpg)
![ある程度溜まったら番線(鉄のワイヤー)で縛る](_data/_contents/img/sash/033.jpg)
![短いものはフレコンに入れる](_data/_contents/img/sash/032.jpg)
![非常にキレイなアルミサッシ](_data/_contents/img/sash/034.jpg)
ある程度手間を掛けることが、リサイクルには必要です。