ハードディスク(HDD)の買取り
パソコンに内蔵されているハードディスク(HDD)を買い取ります。
ハードディスク(HDD)は、パソコンのデータを保存・記憶するパソコンパーツ(部品)で、
ほとんどのパソコンに搭載されています。
➡ 古いパソコンには、ハードディスク(HDD)が搭載されていないものもあります。
➡ 最近は、ハードディスク(HDD)に代わり、SSDが搭載されているものもあります。
弊社がハードディスク(HDD)を買い取るのは、
ハードディスク(HDD)の基板に含まれている希少金属(金・銀・パラジウム等)や、
磁石として使われているネオジム磁石のネオジムを再利用する「金属リサイクル」が目的ですから、
壊れたハードディスク(HDD)でも、構成部品が抜き取られていなければ買い取ることができます。
なお、データ漏洩防止のため、廃棄時にハードディスク(HDD)に穴を開ける方もおられますが、
そのような穴あきハードディスク(HDD)も買取可能です。
先述のように、製品としては使わず、金属リサイクル用途ですから、
穴を空けて使用不可にすることは問題ないのです。
しかし、基板やネオジム磁石が抜き取られているものは、ハードディスク(HDD)として買い取ることができません。
ハードディスク(HDD)の構造
アルミニウムでできたケース(容器)の中に、データを記録する円盤(ディスク)と、それを回転させるモーター、
そして円盤(ディスク)に対しデータを読み書きするヘッドが入っています。
先述したネオジム磁石は、ヘッドの端(ヘッド先端の反対側)周辺に使われています。
実際に、ハードディスク(HDD)を分解してみましょう。
ハードディスク(HDD)の分解には、星形(トルクス)ドライバーが必要になることがあります。
また、ネジがラベルやシールの裏に隠れていることがありますので、ネジの位置をよく調べましょう。
ハードディスク(HDD)の裏面には基板があり、 読み書きを制御するチップやメモリー、電源を接続する電源ソケット、 データのやり取りのためにマザーボードとつなぐインターフェイスがあります。
古いハードディスク(HDD)も新しいハードディスク(HDD)も、 デスクトップ用もノートパソコン用も、基本構造はほぼ同じです。
なお、分解したハードディスク(HDD)は、ホコリが入ってしまい、もう使用することはできません。
記録密度が高く非常に微細なので、少しのホコリでも使用不可能となります。
分解するのであれば、不要になったハードディスク(HDD)で行いましょう。
ハードディスク(HDD)の種類
まず、ハードディスク(HDD)の大きさがいくつかあります。
一例を挙げると...
➡ 5.25インチ
➡ 3.5インチ
➡ 2.5インチ
➡ 1.8インチ
厚みは様々です。
大きい方が、ディスクを大きくできるため記憶容量は増やせますが、場所を取りますので好ましくありません。
現在は、記録密度が上がっていますので、小さいハードディスク(HDD)でも大きな容量とできます。
そのような理由から、5.25インチのハードディスク(HDD)は消滅しました。
現在、一般に使われているのは、デスクトップパソコンには3.5インチのもの、
ノートパソコンには2.5インチのものです。
次に、マザーボードとつなぐインターフェイスの種類があります。
一例を挙げると...
➡ ESDI
➡ SCSI(「スカジー」と読む)
➡ IDE
➡ SATA
➡ SAS
ESDIは古く、先述した5.25インチの頃に使われていました。
SCSIは、昔のサーバー用途に使われていました。
普及機にはIDEが使われていましたが、速度が頭打ちになったことから、現在ではSATAに置き換わりました。
SASはサーバー用途に使用されています。
なお、SATAやSASはケーブルがスリムなので、パソコン内部の空気の流れを妨げることもありません。
金属屑としてハードディスク(HDD)
基板に希少金属が含まれているのですが、時代が変わるにつれ、基板の質が変わってきています。
具体的には
➡ 基板が小さくなった
➡ 基板に使われる希少金属の量が少なくなった
があります。
3.5インチのハードディスク(HDD)の基板の大きさを見てみましょう。
小さい基板でかつ希少金属をあまり使わずに質の高い製品を製造できるのは、
技術の発達によるもので歓迎すべきことなのですが(イイものが安く手に入る)、
金属スクラップという見方をすると、歓迎すべきことではなくなってしまいます。
基板に使われる希少金属の量が少なくなった件についてはマザーボードも同じ傾向にあります。
SSDの台頭
ハードディスク(HDD)に比べ速度が圧倒的に速いSSD(Solid State Drive)が普及してきています。
SSDはハードディスク(HDD)に比べ容量が小さいことから、全てがSSDに置き換わる状況にはありませんが、
SSDの大容量化と製造コストが低下してくると、何れはハードディスク(HDD)に完全に置き換わってしまうかもしれません。
ハードディスク(HDD)図鑑
弊社はハードディスク(HDD)を大量に扱っているため、
現場を歩いていると、様々なハードディスク(HDD)が見つかります。
その一部を、以下に掲載します。
製造年を記しておきますので、先述した時代による基板の変化の参考にしてください、
と言いたいところですが、それには掲載数が不足していますので、徐々に追加していきます。