自転車回収業務の終了について
誠に申し訳ございませんが、非鉄金属リサイクル業務への転換により、 長年行ってまいりました放置自転車等の自転車回収業務を終了させていただきました。 今後、自転車回収のご依頼があった場合、他の自転車回収業者を紹介させていただく対応とさせていただきますが、 その場合でも、1箇所に付き10台以上ある場合に限定させていただきます。
終了した「自転車関連業務」とは?
過去に弊社は、マンション・商業施設(スーパーマーケットやパチンコ屋さん等)・学校(高校や大学、専門学校等)・病院様等がお困りの放置自転車を、了解のもとに回収し集め、 東南アジアやアフリカ等に「自転車として(乗る用途としての再利用)の輸出販売」を行っておりました。
放置自転車とは?
以下のような形で、放置自転車が発生しています。
➡ マンションで住民が引っ越した際に、自転車を残していった結果、持ち主不明の放置自転車となる。
➡ 学校(高校や大学、専門学校等)で生徒や学生が卒業しても自転車を残していった結果、持ち主不明の放置自転車となる。
➡ 商業施設(スーパーマーケットやパチンコ屋さん等)、病院等の駐輪場に、知らぬ間に自転車が止められ、持ち主不明の放置自転車となる。
➡ 駅前等の駐輪禁止エリアに止められた自転車が自治体により撤去された後、一定期間保管されるが、引取りに行く率が低い(新品を買う)ため、持ち主不明の放置自転車となる。
放置自転車が多くたまっていると、通行の妨げになるのは勿論のこと、景観が悪くなり、さらなる放置自転車を招くことにもなります。
放置自転車の撤去の時期
放置自転車は極力早めに撤去し、片付けるのが大切です。 生徒や学生の入れ替わりが発生する時期が春と決まっている学校はその時期に、 決まっていない商業施設では数か月に1回程度という定期で放置自転車の撤去を依頼し、片付けましょう。 年末に片付けるのは賢明ではありません。 といいますのも、放置自転車を年末に片付けるのは皆様が考えること(年末大掃除)ですから、放置自転車の撤去依頼が集中し、回収に参上できないことがあるためです。 年末の慌ただしくなる前に、余裕を持って、放置自転車の撤去を依頼し、片付けてしまいましょう。
放置自転車の再利用
日本では「自転車なんか安いものだから、また買えばいい」という人も多いでしょう。
確かにホームセンターや自転車販売店では、安い自転車が売られています。
しかし、海外では所得の問題で、新品の自転車を買うことができない人が数多くいます(新品は高く、中古自転車しか買うことができない)。
中国、タイ、マレーシア、カンボジア等の東南アジア、アフリカ諸国がそうです。
自転車は、バイクや自動車に比べ、安価で手軽な移動手段です。
また、以下のような利点があります。
➡ 自転車の"動力"は「自分自身」であり、ガソリンも軽油も電気も必要ない。
➡ パンク等のメンテナンスが容易である。
➡ 自転車の運転に免許は不要で、子供でも乗ることが可能。
上記のような理由から、海外では中古自転車が求められています。
日本では邪魔で嫌がられる放置自転車も、ブレーキやバンクを直し整備すれば、まだまだ乗ることができます。
自転車として作られた以上、鉄クズにしてしまうのはもったいないことであり、自転車として再利用することが重要だと思います。
利用できない放置自転車は?
しかしながら、放置自転車の全てが自転車として再利用できるとは限りません。 中には大きく破損している、歪(ゆが)んでいる、大破している自転車もありますが、これらは修復が困難ですし、無理に乗ると事故の危険性があります。 だからといってゴミとしてしまうのはもったいないことです。 自転車のフレームは、鉄、アルミニウム、チタンでできていることが大半ですので、金属リサイクルとする方法があります。 自転車ではありませんが、金属マテリアルとして再利用することができます。