廃プラ(廃プラスチック)について
現在、廃プラ(廃プラスチック)の取扱は行っておりません。
大畑商事では、廃プラ(廃プラスチック)の取り扱いは2014/08/20現在行っておりません。
このページはライブラリとして残してあるものです。現在は一切プラスチックの買い取りは行っておりません。
廃プラ(廃プラスチック)
現在、廃プラ(廃プラスチック)の取扱は行っておりません。
写真は全て、大畑商事の社員である私が、日本及び中国で撮影したものです。
身の回りに溢れる、様々なプラスチック
プラスチック製品は、我々の生活に欠かせないものです。身の回りに溢(あふ)れていますので、廃棄されるプラスチックも大量になります。 一般に、プラスチックと呼ばれるものは多種ありますが、身の回りでは、飲料のペットボトルに使われている「PET(PolyEthylene Terephthalate:ポリエチレンテレフタレート)」が有名です。 梱包や断熱材として良く使われる発泡スチロールは、ポリスチレン(PolyStyrene)に発泡剤を加えて成型したものです。 また、音楽CDとして使われているCD-ROMには、ポリカーボネイト(PolyCarbonate)が含まれています。
さらに、硬(かた)いものだけがプラスチックではありません。 スーパーのレジ袋やお菓子の袋も、PP(ポリプロピレン)やPE(ポリエチレン)と呼ばれるプラスチックなのです。 薄いのでプラスチックとは思えないかもしれませんが、これらもプラスチックです。 しかし、どの種類のプラスチックが使われているのかは、見た目や手触りだけでは判断できません。 これでは、一般人が分類することができなくなり、有効にリサイクルできません。 そのため、最近は、袋の表面やラベルに「プラ」というリサイクルマーク(矢印が回転している印)と、それに使われているプラスチックの種類を表示するようになっています。 身の回りを調べてみてください。リサイクルマーク(とその種類)が、数多く見付かると思います。 それだけ、我々の身の回りには、プラスチック製品が溢(あふ)れているのです。
プラスチックの生成には、その原料(原油)と大規模な施設が必要です。 原料は無限ではありませんから、作っては廃棄、作っては廃棄していると、いずれは枯渇してしまいます。 実は、一度廃棄された廃プラスチックは、回収して再利用できるのです。 再利用をすすめるため、駅やコンビニのゴミ箱でも、最近は分類して捨てるようになっています。 しかし、分類と回収が思うほどできていないのが実情で、ゴミとして無駄になっていることがあります。 大畑商事は、廃プラスチックを集め「再利用するために」海外に輸出しています。 海外にて再利用されたプラスチックは、製品や製品の梱包材等として、再び日本に入ってくるのです。
廃プラスチックは、どのようにしてリサイクルされるの?
廃プラスチックは、国内でリサイクルされることもありますが、中国でもリサイクルされています。
廃プラスチックのリサイクルには、大きな手間が掛かります。 プラスチックは様々な種類があることは先述の通りですが、複数の種類が混ざっている場合は、機械では分けきれないことがあり、その場合は手作業で分けます。 よって、人件費が安い中国でリサイクルすることで、費用を抑えることができます。
分けた廃プラスチックは、そのままでは使いにくいため、使いやすい形に生成します。 その代表的な形として、粒状のプラスチック(ペレット)があります。 廃プラスチックからペレットを生成し、ペレットから様々なプラスチック製品が生み出されます。
捨ててしまえばゴミになるだけですが、こうしてリサイクルすることにより、有効に利用できます。
どのような廃プラスチックが扱えるの?
先述のように、プラスチックは多種多様ですから、扱えるものと扱えないものがあります。
以下はプラスチックの一部ですが、扱えるかどうかはお問い合わせください。
➡ PP : PolyPropylene ポリプロピレン
➡ PE : PolyEthylen ポリエチレン
➡ PET : PolyEthylene Terephthalate ポリエチレンテレフタレート
➡ PS : PolyStyrene ポリスチレン
➡ PC : PolyCarbonate ポリカーボネイト
➡ PA : PolyAmide ポリアミド(ナイロン)
➡ ABS : Acrylonitorile Butadiene Styrene アクリロニトリルブタジエンスチレン
➡ POM : PolyOxyMethylene ポリオキシメチレン(ポリアセタール)
➡ PMMA : Poly Methyl Methacrylate ポリメチルメタクリレート(アクリル樹脂、有機ガラス)
➡ PTFE : Poly Tetra Fluoro Ethylene ポリテトラフルオロエチレン(フッ素樹脂、テフロン)
➡ その他プラスチック各種、混合プラスチック等
廃プラスチックの種類や状態で、買取価格は変化します。
しかし、プラスチックを見ただけで詳細に分類することは容易ではありませんので、大畑商事までご連絡の上、サンプルをお送りくださるのが最善です。
現物を直(じか)に手に取ることにより、適切な買取りを行うことができます。
扱える廃プラの種類は多岐に分かります。
廃プラスチックの引取り依頼の方法
先述のように、プラスチックは海外でリサイクルされます。
よって、材質等の詳細が分からなければ、取り扱えるかどうかを判断することができません。
下記の事項を付して、メールアドレス宛にお問い合わせください。
➡ 廃プラスチックの種類(PP,PE,ABS,PC,PS,PA等)(不明であれば「不明」としてください)
※ 現在、PVC、塩ビ管は取り扱っておりません。
※ 医療関係の廃材は取り扱っておりません。
※ 濡れているものや汚れているものは取り扱っておりません。
➡ 廃プラスチックの重量
➡ 廃プラスチックの発生過程(分かる場合)
➡ 廃プラスチックの荷姿(フレコン入れ、パレット積み、ロール巻き、バラ等)
➡ 継続的に集まるのか
➡ 廃プラスチックの写真(メール添付にて)
➡ 現在(今まで)はどのように処理していたか
➡ 廃プラスチックがあるおおよその場所(距離の算出に必要)
➡ 依頼者様の氏名と連絡先、会社情報
➡ サンプル少量(上記情報を先行してお送りいただいた後、必要であればお送りいただきます。サンプルは返却いたしません。)
海外の工場にリサイクル可能かどうかを確認しますので、回答に時間を要することがありますが、予めご理解ください。
なお、プラスチックの保管場所が遠方でありかつお積み込みできない場合、また、重量が1トンに満たない場合は場合は買取にはならず、弊社へのお持込みか、送料発送者様ご負担による、無料引取りになります。
弊社はプラスチックを「再生資源原料」としてリサイクル目的で輸出しております。
様々な種類のプラスチックを少量ずつ集めても、コンテナ1本(=約20トン)を大量に出していく状況に於いては、その整理や保管の方に、手間が掛かってしまうためです。
プラスチックの買取/輸出について(重要事項に付き、よくお読みください)
バーゼル条約・バーゼル法により、廃プラスチック(廃プラ)の輸出が厳しくなっております。 これは、有害廃棄物をそうではないと偽り、輸出する業者がいるためです。 そのため、弊社に買取を依頼される場合は、排出元様がプラスチックに精通され、廃プラスチック(廃プラ)はきちんと分別されていることが必須です。 最近多いのが、今までゴミとして国内廃棄していたものが、有価で売れると聞き、弊社に問い合わせをされることです(建築、農業関連で出るものが多い)。 先述のように、弊社はリサイクルを目的として廃プラスチック(廃プラ)を集めておりますので、 何であるか分からないようなものを輸出するのはバーゼル条約・バーゼル法の観点に於いて問題で、 そもそも、そのようなものに対しては輸出許可が下りませんし、リサイクルもできません。 今まで廃棄していたもの(≒ゴミ)を、リサイクル可能な有価物に変えるには、プラスチックに精通し、分別を行い、清潔に保管する等、排出元様の努力が不可欠です。 具体的な例として、最近多いもので農業で使われたフィルムがありますが、泥、水分が付着したままものを買取ってくれと言われても、上記の理由から、当然扱えません。 洗浄し、乾燥させる等の処理が最低限必要です。 また、弊社は大阪ですので、廃プラスチック(廃プラ)の発生場所が関東等、遠方の場合は、発生元様で積込の上、通関していただき、弊社が海外港で荷物を受ける形となります。 廃プラスチック(廃プラ)は海外でリサイクルするため、弊社(大阪)へ手間を掛けてお持込みになる意味はなく、また、大きな陸送費がかかるために、(排出元様にとって)割に合わなくなってしまいます。 以上の点をご理解の上、お問い合わせをお願いいたします。